2012年02月16日

ホロヴィッツ&コーツのラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番(1930年録音)


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ラフマニノフの第3番は、ロマン派の名人協奏曲の中でもヴィルトゥオジティの醍醐味を最も強く感じさせる作品。

この演奏は、ホロヴィッツのこの作品の録音のなかで最も古いものであり、音質的にはかなり古くて情けないものである。

しかし、そこでは、若き巨匠の火花が飛び散るような神技が発揮され、それが聴き手を文句なしに圧倒してしまう強烈な表現が展開されている。

まさに壮絶な名演であり、20歳代の若きホロヴィッツの鋼鉄のようなタッチと恐ろしいほどの集中力は、見事と言うほかはなく、すべての聴き手をあきれさせることだろう。

若きホロヴィッツは、あり余るほどの余裕を感じさせるその桁外れにパワフルなテクニックをうならせて、このブリリアントで演奏困難な大作を他に例がないほど鮮やかに弾ききっているのである。

両端楽章に示された絶対に疲れをみせないテクニックとヴァイタリティの凄さは、確かに人間離れしたものであり、中でも第1楽章の長大なカデンツァに示された圧倒的なテクニックの冴えは、彼の独壇場といえる世界である。

このテンポをクリアできるのはホロヴィッツくらいだろう。

それほどテンポは速い。

しかしそれでもなおかつ表現には余裕があり、テクニックにも乱れがない。

力強さと繊細さ、そしてスケールの大きいロマン性を痛感。

同曲の魅力を知るうえでは不可欠な演奏だ。

この録音には、ホロヴィッツの最高の栄光を見出すことができる。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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