2009年10月22日

クレンペラーのブルックナー:交響曲第7番


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クレンペラーはゆったりとしたテンポで荘重にじっくりと演奏して「第7」のロマンティックで陶酔的な情緒を大きく盛り上げている。

ワルターの場合のような詩味はないが、幅広い力の湧き上がるスケールの大きさがあり、作品の内面に激しく迫る気迫が感じられ、最後まで精神力が弱まっていない。

ワルターを抒情詩的とすれば、クレンペラーは叙事詩的である。雄大、宏壮な巨編である。

その途轍もないスケールの大きさは彼の晩年の最高の境地というに相応しいものである。

ブルックナーはクレンペラーにとって最も自己のものとしやすい作曲家であったかもしれないが、ことに「第7」はクレンペラーの心境として自ら共感しうる内容なのだろう。

全4楽章のすべてにわたって指揮者と楽員の心と心の通じ合いがひしひしと感じられる演奏である。

非常に粘着力のある、幅広い表現で、どこにも威圧的なところがなく、おおらかであるとともに、情緒が豊かに盛り上げられている。

まことにたくみに語りかける力をもった演奏である。

クレンペラーが真にドイツの気質を率直に打ち出し、じっくりと演奏したブルックナーであり、気迫をこめて密度高いスコアの再現を行なっている。

構成の力も強固で、オーケストラの技術も高い。

ここでのフィルハーモニア管のソロは技巧が整っていて、特に金管と弦楽器が優秀である。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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