2011年08月08日

ジュリーニ&ベルリン・・フィルのブルックナー:交響曲第7番


この記事をお読みになる前に、人気ブログランキングへワンクリックお願いします。



1985年3月、ベルリン・フィルハーモニーにおけるライヴ録音。

ジュリーニのブルックナー録音は必ずしも多くないだけに、最円熟期の巨匠がベルリン・フィルを指揮しての第7番と第8番が相次いで発売されたことは、大きな朗報だった。

この曲の数多い名演のなかでもカラヤンに次いで筆者が魅了されるのはフルトヴェングラーとジュリーニである。

この第7番は、ジュリーニの高貴にして豊かな芸格を最も端的に伝える名演といってよいだろう。

すみずみにまで、神経をゆき届かせながらも、悠然とした構えの大きな音楽を作り上げているところに魅せられる。

その奥深く澄んだ響きはベルリン・フィルならではのもので、ジュリーニはそうした響きとベルリン・フィルの柔軟で底知れぬ表出力を、あくまでしなやかに毅然たる表現で生かして、まことにスケール豊かな、晴朗で力に漲った演奏を築いている。

ベルリン・フィルの磨き抜かれた響きと機能を緻密な表現と確かな造形によって、しかもスケール大きく生かしきった名演で、ブルックナーの巨大な音楽が晴朗な光の中にすっくと起立してくるような健やかで強い手応えがある。

特に第2楽章の緻密で美しくしなやかに歌わせる高貴な表現は、ジュリーニならではの至芸である。

最円熟期のジュリーニならではの名演であり、往年のブルックナー指揮者と肩を並べたといってよいだろう。

この壮大な作品の細部と全体を少しの夾雑物も交えることなく、澄明な光の中にくっきりと表現しつくした名演である。

ところで、クラシック音楽情報ならこちらがオススメです。
人気ブログランキング



フルトヴェングラーのCDなら、 フルトヴェングラー鑑賞室



classicalmusic at 04:14コメント(0)トラックバック(0)ブルックナー | ジュリーニ 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メルマガ登録・解除
 

Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

Categories
Archives
Recent Comments
記事検索
  • ライブドアブログ