2011年08月10日

リヒテル&マゼールのバルトーク:ピアノ協奏曲第2番/プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第5番


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ピアノの打楽器的な扱いや、断片的な旋律、さらに超人的なテクニックをエネルギッシュに盛り込んだバルトークのピアノ協奏曲第2番は、屈指の難曲として名高い。

リヒテルは難解な書物をわかりやすく咀嚼するかのように、きわめて音楽的にこれを処理してしまう。

怖いまでの音楽性とピアニズム!

シャープなリズム感、そしていかなる至難なパッセージも恐ろしくクリアに立ち上がらせる技巧、さらには攻撃的ともいえる表現の鮮烈さ等々、実にスリリングなシーンが連続する。

幽玄この上ない第2楽章と、エキサイティングな両端楽章との対比がすばらしい。

この演奏を基準にヴィルトゥオーゾを設定すれば、クリアするピアニストなど一握りにも満たないだろう。

プロコフィエフのピアノ協奏曲第5番は、技術的には難曲だけれど、内容的には平明といえば平明、奥がありそうといえば奥がありそうで、その性格づけはなかなか難しい。

こうした曲をリヒテルが演奏すると、その圧倒的ともいえるようなグランド・マナーによって、きわめてスケール雄大に、しかも内容も濃く描き上げてしまう。

高度なテクニックを背景にして、雄弁きわまりない演奏が出来上がっている。

聴き終わると、密度の濃い演奏にふれたという充溢感が満ちてくる感じだ。

さすがリヒテルというところなのだろう。

また、ここでは指揮者マゼールも負けてはいない。

メリハリを強調した音楽づくりで、独奏者と堂々四つに組んでいる。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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