2011年08月14日

アーノンクール&ヨーロッパ室内管のシューマン:交響曲全集


この記事をお読みになる前に、人気ブログランキングへワンクリックお願いします。



ベートーヴェンの交響曲と同様に、古楽器による演奏法をモダン楽器に応用して雄弁な効果を発揮。

ここでのヨーロッパ室内管は好演で、すっかりアーノンクールのオーケストラになりきっている。

シューマンの作品がもつ淡いロマン性をすっきりと歌い上げた演奏。

アーノンクールはここでも現代からシューマンの時代を振り返るのではなく、18世紀の視点に立ってシューマンの音楽の革新的な部分を描き出すことに主眼を置いている。

第4番は通常の1851年の改訂版ではなく、1841年の初稿版による演奏で、アーノンクールは、オーケストレーションの薄いこの版によって、従来のこの交響曲の重厚なイメージを見事に払拭している。

アーノンクールはブラームスが高く評価した第1稿の軽やかで古風な魅力をあますところなく表現し、幻想的な味わいをごく自然ににじみ出させる。

しかも、細部の動きや表現にまで明晰な読みを通した演奏は、大変に生き生きとした生命力にあふれ、シューマン特有のロマンや、彼がこの交響曲に託した意欲といったものを、とても鮮やかに示している。

他の3曲も、アーノンクールならではの速めのテンポで生き生きと運んで、強い緊張感としなやかなメリハリにとんだ表現を巧みに織りなした、すぐれてユニークな演奏であり、シューマンの交響曲演奏に新たな一石を投じている。

中では、春の到来を喜ぶ気持ちを率直に表現した第1番がすがすがしい演奏で印象に残った。

ところで、クラシック音楽情報ならこちらがオススメです。
人気ブログランキング



フルトヴェングラーのCDなら、 フルトヴェングラー鑑賞室



classicalmusic at 04:06コメント(0)トラックバック(0)シューマン | アーノンクール 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メルマガ登録・解除
 

Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

Categories
Archives
Recent Comments
記事検索
  • ライブドアブログ