2011年08月19日

クレンペラーのブルックナー:交響曲第6番


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晩年のクレンペラーの不屈の自信と一段と徹底した深い精神性が感じられる名演である。

クレンペラーは、大きなスケールで曲をまとめあげる指揮者である。

素朴だがまた迫力の強い説得力ももっている。

それでいて、乱れはみせないし、音響的な色彩感にも細かい配慮があるし、造型にも巧妙さがある。

このような指揮者でないと、大曲を面白く聴かせることはできない。

こうした意味で、特に、ベートーヴェン、ブルックナー、ブラームス、マーラーの交響曲では、クレンペラーの長所が最大限に発揮されるのも当然であろう。

そのような音楽でクレンペラーは決して小細工をしないし、人為的な気取りもみせない。

なかでもブルックナーとなると、そのゲルマン的思考と構築性のために、イタリアとかフランスとかロシアの指揮者からは期待できない、すぐれた演奏となる。

晩年のクレンペラーは、右手が不自由なために、指揮棒を持たずに指揮をしていたが、そこからつくりだされる音楽は、逸品である。

ブルックナーとなると、他に追随をみないくらいに壮大で重厚で、しかも後期ロマン派からの伝統をまともに受けてきた貴重な体験を生かして強い感動をもたらす。

この第6番の交響曲は、実はブルックナーの第5番から第9番までのいわば晩年の交響曲のなかで、もっとも演奏されないものに属する。

それを珍しくもクレンペラーがとりあげたのだから、これは、クレンペラー愛好者もブルックナー同好者も、絶対聴き逃せないディスクなのである。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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