2008年05月04日

ヨッフム&ベルリン・フィル、バイエルン放送合唱団 他のブルックナー:テ・デウム、モテット集、詩篇第150篇


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ヨッフムはブルックナーの宗教音楽でこの作曲家のスタイルに対する独自の深い理解を示した唯一の偉大な指揮者。

短い無伴奏のモテットの祈りの感覚、有名な『テ・デウム』の強い歓び、最後の『詩篇第150篇』の光輝くような崇高さを彼ほど表現しつくした指揮者は他にはいない。

ブルックナーの権威であるヨッフムは、交響曲全集を2度遺したほか、各交響曲のライヴ録音などを単体で相当数遺している。

いずれも、高水準の名演揃いであるが、ヨッフムは、ブルックナーの宗教曲にも目を向け、数々の名演を遺してきたことを忘れてはならないだろう。

本盤は、そうしたブルックナーの宗教曲集から、有名な曲を抜粋したものである。

演奏は、いかにもヨッフムらしい素晴らしい名演だ。

どの曲も派手に飾りたてたりすることはない。あくまでも、ブルックナーがスコアに記した音符を、しっかりとした歩みで荘重に、そして重厚に描いて行く。

その姿勢たるや、実に質実剛健たるものだ。

しかし、このようなアプローチこそが、ブルックナーの楽曲、特に宗教曲を演奏するには、最も相応しいものと言える。

このような名演を聴くと、様々なストレスを持っている現代人にとっては、心が洗われるような気がするのではないか。

1960年代の中期の録音ではあるが、特に、ベルリン・イエス・キリスト教会での録音の『テ・デウム』と『詩篇第150篇』は、その残響を活かしたサウンドが実に効果的だ。

ルビジウム・カッティングによる高音質化もかなり成功しており、この歴史的名盤を鮮明な音質で味わうことができることを大いに喜びたい。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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