2011年09月17日

マタチッチ&フランス国立管のブルックナー:交響曲第5番(1979年ライヴ)


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1979年5月21日、シャンゼリゼ劇場に於けるライヴ録音。

オケがフランスの楽団ということもあってかドイツ系とは一味違った雰囲気が魅力で、それでいてブルックナーの重厚さを久し振りに感じた気がする。

マタチッチとフランスのオケ、聴きだすとなんとなくフランスのオケはブルックナーのドイツ的音色とは違和感があるが、聴くほどにフランスのオケがマタチッチ風に変化しているのが興味深いところ。

非正規盤に較べて稍音が引っ込んでいるが、演奏はマタチッチ絶好調の姿を如実に伝えている。

チェコ・フィルとの演奏よりも拡がりと安定があり、無論部分的にアッチェレランドも散見されるが、それでいてブルックナーの本質から逸脱していない。

それにしてもさすがはマタチッチ、フランス国立管からこんな重厚な音が出るとは驚きで、さらにはフランスのオケから渋い音響を引き出す手腕も見事。

スケルツォや終楽章の迫力も凄いが、実に分厚く深い響きで歌うアダージョに強く惹かれる。

あの第2主題の有名なテーマの恐ろしくも濃厚な表現など大変なインパクト!

最終楽章は金管で音の大伽藍を構築し、この指揮者ならではの音楽を鷲掴み豪放磊落ぶりを如意に示し、音が天上に昇華する。

遅めのテンポが実に雄大で、金管、木管とも名人芸で圧巻、巨人的な芸風で鳴らしたマタチッチの面目躍如たる凄い演奏だ。

なんという豪腕!何にせよ凄まじい演奏だ。

この盤、筆者は何度聴いても飽きたことがない。

5番については、この1枚が傑出しており、愛しの朝比奈、ヨッフムすらも遠くに離すとさえ思える。

お国柄を云々言うつもりはないが、それにしてもフランスのオケを振ってこの迫力。

マタチッチ恐るべし。

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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