2011年09月19日

チェリビダッケ&シュトゥットガルト放送響、他のブルックナー:交響曲集、他


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1960-80年代のチェリビダッケの放送録音を集めた「チェリビダッケの遺産」シリーズで発売されていたブルックナー集(2セット分)をひとつにまとめたもの。

分売時にカップリングされていたシューベルトの第5番とモーツァルトの『ハフナー』もそのまま収められている。

8曲中、7曲がシュトゥットガルト放送交響楽団とのライヴ。

チェリビダッケがミュンヘンに赴く以前に首席客演指揮者を務め、その名を国際的なものとした同オケとのシュトゥットガルト時代(1971-79年)に収録されたこの録音は、チェリビダッケという他に類のないユニークな個性の変遷をたどるうえでも重要なものといえるだろう。

雄大なテンポで超宇宙的なブルックナーの世界が広がっていて、録音も非常に美しく透明な音の宇宙に浸りきれる素晴らしいCD集である。

チェリビダッケが心身ともに充実しきっている頃の録音だけに、後年のEMI正規録音とは異なる魅力があり、そのあまりにもテンポの遅いEMI盤を敬遠していた人には特にこちらのDG盤を好む人も多いのではないかと思われる。

朝比奈もそうだが、音楽が止まりそうなほどゆっくりした演奏は、いくら指揮者の意図があると言われても、生理的に受け付けない人もかなりいるはず。

これは、まともなテンポでかつ、チェリビダッケの意図が十分感じられる非常に良い演奏と感じた。

無理に曲を盛り上げたりせず、フォルテも歌わせる箇所も楽器やホールを丁寧に鳴らしている感じである。

しかし抑制が効いているというのではなく、集中して気持ちがこもった演奏となっていて、とても充実している。

晩年のミュンヘン時代とはひと味違った、躍動感と生命力あふれるチェリビダッケ壮年期のブルックナー演奏の魅力を堪能させてくれるのである。

ブルックナーの第4番は、そのシュトゥットガルト時代以前、1962-68年にかけて首席指揮者を務めていたスウェーデン放送交響楽団との貴重な共演記録。

チェリとは因縁浅からぬ(?)カラヤン率いるベルリン・フィルの本拠、フィルハーモニーにおけるライヴであることも興味深いところ。

すべて放送局所蔵の音源からCD化された、良好なステレオ録音である。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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