2011年10月04日

シューリヒト&シュトゥットガルト放送響のブルックナー:交響曲第5番


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1962年10月18日、シュトゥットガルト、リーダーハレでのライヴ。

個人的にはシューリヒトの最大級の名演。

同曲のウィーン・フィル盤と同様に完成度が高く、造形のゆるぎなさは驚異的。

3年前のヘッセン放送響盤とはうって変わって、安定感があり、遥かに納得が行く。

オケとの信頼感もこちらの方が良いように思える。

「第5」はブルックナーの全曲中最大の難曲だけあって、名演と呼べるものは数少ない。

クレンペラー、ヴァント、チェリビダッケ、ヨッフムあたりでも、ライヴ盤でしかこの曲の真価を伝えていない。

さてこのシューリヒト盤はと言うと、結論から先に言って、最上部類の名演と言える。

虚勢の通用しない曲を、虚勢とは縁がない指揮者が振るのだから、これが成功しないわけがない。

確かに、構成感がしっかりしていて、安定感がある。

ウィーン・フィル盤、ヘッセン放響盤、とそれぞれが最高の名盤で甲乙付けがたい。

シューリヒトの変幻自在さがオケの自主性を引き出して、その違いを恐ろしいほど明確に描き出すのだろう。

ちなみに第3楽章の所要時間がこれは10分をきっている。

これは繰り返しを省略しているためでもあるが、シューリヒトが史上最速のテンポだからでもある。

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classicalmusic at 19:22コメント(2)トラックバック(0)ブルックナー | シューリヒト 

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コメント一覧

1. Posted by yositaka   2011年09月26日 17:43
トラックバックいただきました。
シューリヒトのブルックナー5番ですか。
彼が正規録音を残さなかった曲。テンポの速さはおくとして、大胆にテンポを変化させる解釈は、他の曲のアプローチとは違いがあります。
どっしりとして壮麗というこの曲のイメージを揺るがす解釈であり演奏です。
ヘッセンは未聴ですが、VOP、WGRSOともに、基本的な解釈は同じです。
私はこれ、好きです。他の人には決してできないユニークな名演として。
2. Posted by 和田   2011年09月26日 22:44
yositakaさんのコメントに付け加えることはほとんどありません。
全く仰る通りの名演だと思いますし、同感です。
シューリヒトのブル5はいずれも終楽章のコーダが感動的に高揚するのが聴きものとなっています。

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Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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