2011年09月22日

ルツェルン音楽祭でのフルトヴェングラー1947-1953


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フルトヴェングラーのルツェルン音楽祭管弦楽団客演のコンサートをまとめた素晴らしいセット。

ルツェルンのシリーズは、指揮者と祝祭管弦楽団の相性が極めてよく、圧倒的な迫力がある。

戦後のルツェルン公演が集められているが、詳細に見ればドイツ・レクイエムやベートーヴェン以外の協奏曲のEMI録音等、欠けている物もある。

ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番は1994年に同社から1枚物で出たのとは別音源。

ブラームスの二重協奏曲は音質劣化部分を1952年1月のウィーン・フィル(ライヴ)で補っている編集版。

1949年《ローエングリン》は表記を信じるならこれが唯一のCD化。

諸説あるようだが、1947年表記盤よりも優れた演奏で、クライマックスのシンバルのズレなど恐らくは別演奏と思われる。

マニアにはその点でお薦め。

特に、辛酸をなめた非ナチ化裁判後の1947年のブラームス「第1」の悲壮感が漂うスケールの壮大さは、フルトヴェングラーが一回りも二回りも大きくなり、非常に深いドイツ的なものが自然に映し出された、素晴らしい出来となっている。

驚くべきは、シューマンの「第4」で、最終楽章の巨大な拡がりは、伝説のベルリン・フィル盤よりも白熱している。

指揮者が踏み外したかと思うような、神懸りの状態を、オーケストラが夢中になって追いかけてゆく様は、まさに山をも崩すといわれた巨大な演奏。

このシューマンと《エロイカ》との白熱的な名演は、かつては仏協会盤でしか聴くことがかなわず不便だった。

ターラ盤よりも音がずっと良く、またフルトヴェングラーとルツェルンとの関係について詳細に書かれた解説もあり、多くのフルトヴェングラー・ファンに薦めたい。

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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