2011年09月24日

パーテルノストロ&ヴュルッテンベルク・フィルのブルックナー:交響曲全集


この記事をお読みになる前に、人気ブログランキングへワンクリックお願いします。



第0番から第9番までの10曲の交響曲と、ブルックナーの指示通り、第9番の後に演奏された宗教音楽「テ・デウム」を収録したCD11枚組。

この全集は、17世紀に建てられたドイツ最大のバロック式バジリカであるヴァインガルテン・バジリカで1997年から2006年にかけておこなわれた演奏会のライヴ録音を集めたもので、大聖堂の豊かな響きもあり、ブルックナー的な荘厳な雰囲気がよく伝わってくるのがポイントとなっている。

指揮のロベルト・パーテルノストロは、1957年にウィーンに生まれたオーストリアの指揮者であるが、名前からもわかるようにイタリア系で、ヴェネツィアの家系ということである。

彼は、ハンス・スワロフスキーやジェルジ・リゲティに師事、カラヤン晩年のアシスタントを務めていたこともあり、1991年にはヴュルッテンベルク・フィルの首席指揮者に就任している。

値段に惹かれて購入したが、結論をいうと、ベストではないが悪くない。

パーテスノストロのアプローチは正攻法で、ブルックナーの意図した音楽の再現に成功していると思う。

一番感心したのは、一聴してブルックナーの響きが聴こえたこと。

有名指揮者・オケでも響きが明るすぎてブルックナーらしさに欠ける(ように聴こえる)演奏もあるし、線が細くて響きが足りない演奏もある。

ここでは、オケの音がブルックナーに相応しい音で鳴っている。これだけでも決して悪くないと思う。

ゲネラルパウゼの説得力、アダージョ楽章の深々とした音響など内容は実に素晴らしいもので、ノヴァーク版を基準とした楽譜の選択も適切だ。

パーテルノストロの並々ならぬ力量は、演奏の質が作品によって偏向がなく、全ての作品で水準以上に保たれていることで証明されている。

特に第5番、第6番は立派で素敵な演奏で、オーケストラも作品と指揮者とに対する敬意に溢れていて、とても誠実な演奏である。

ところで、クラシック音楽情報ならこちらがオススメです。
人気ブログランキング



フルトヴェングラーのCDなら、 フルトヴェングラー鑑賞室



classicalmusic at 04:37コメント(0)トラックバック(0)ブルックナー  

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メルマガ登録・解除
 

Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

Categories
Archives
Recent Comments
記事検索
  • ライブドアブログ