2011年10月16日

ヴァント&ベルリン・ドイツ響のブルックナー:交響曲第9番、シューベルト:『未完成』


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1993年3月20日、ベルリン、コンツェルトハウスに於けるライヴ録音。

シューベルトの「未完成」とブルックナーの「第9」の組み合わせ。

この未完成でありながら、両作曲家の手による最高傑作どうしの組み合わせは、ヴァントが得意としたコンサートの演目であった。

ヴァントの最後の来日(2000年)も、この組み合わせによる至高の名演を聴かせてくれた。

本盤は、その7年前の演奏であるが、既に最晩年の完成された至芸を十分に予見させるような素晴らしい名演に仕上がっていると言える。

迷わず申し上げよう。ブルックナーは同曲のベスト盤。

「未完成」も深遠さ、神々しさではベストである。

まず、「未完成」。

来日時の超名演と比較すると、そちらの方に軍配を上げたくなるが、同時期のベルリン・フィルやミュンヘン・フィル、北ドイツ放送交響楽団との名演と同格の名演と高く評価したい。

特に、第1楽章の展開部への導入の地下から響いてくるような荘重な厳粛さなど、最晩年のヴァントだけが表現し得た至高・至純の大芸術と言えるだろう。

ブルックナーの「9番」は、後のベルリン・フィル盤やミュンヘン・フィル盤を凌ぐ、ヴァントの最高傑作だ。

金管やティンパニが向かって中央からやや右側に集まっていて重なってしまうのが残念だが、それでも録音も含めて、今までの全てのブルックナーの「9番」を超える超名演盤。

あまりの物凄さ故に、言葉では表現できない。しかしこれでやっとこの曲の推薦盤を選ぶ苦労がなくなった。

この前日まで北ドイツ放送響と同じ「ブル9」をライヴ収録した直後の公演だったが、この2曲の演奏は圧倒的で、ドイツ批評家賞が贈られている。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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