2011年10月26日

バレンボイム&シカゴ響のブルックナー:交響曲全集


この記事をお読みになる前に、人気ブログランキングへワンクリックお願いします。



まだ30代だったバレンボイムがセッション録音で完成した交響曲全集。

1972年の第4番に始まり、1981年の第2番で終了したこの全集は、当時、破竹の勢いだったバレンボイムが、ショルティのもと第2の黄金時代を迎えていたシカゴ交響楽団を指揮して取り組んだ大力作。

シカゴ響の高度な機能とマッシヴなサウンドを活かしながらも、フルトヴェングラー研究の成果が随所に聴かれる個性的かつ迫力満点の演奏に仕上がっている。

フルトヴェングラーに私淑するバレンボイムらしく、ロマン的で濃厚な味わいが特徴的なブルックナー演奏となっており、シカゴ響の高度な力量が遺憾なく発揮された、輝かしさと重厚さを併せ持つサウンドが実に魅力的。

ブルックナーにおけるドラマティックで重厚な演奏がドイツで高く評価されるバレンボイム。

現在、ドイツでは、当たったときのコンサートの感銘深さでは最高の指揮者の一人と目されているバレンボイムだが、中でもブルックナーやベートーヴェン、マーラーでの劇的な音楽の素晴らしさには定評があり、先日おこなわれたブルックナー第5番でのティンパニの皮が破れるほどの力演は大きな話題となった。

細部の少々の破綻などは気にせず、音楽全体のドラマティックな進行を重視したスタイルは現在のバレンボイムにも通じるが、ここでの演奏には、思い切りの良い音の勢いがあり、それがオケの起爆力の凄さと相まって率直な力感につながっているのが気持ち良いところ。

特に第5番と第9番の劇的な迫力は特筆ものの仕上がりとなっている。

カップリングとして、有名な『テ・デウム』のほかに、名前は知られているものの実際にはあまり聴かれない『ヘルゴラント』、『詩篇第150番』が収録されているのも朗報。

ところで、クラシック音楽情報ならこちらがオススメです。
人気ブログランキング



フルトヴェングラーのCDなら、 フルトヴェングラー鑑賞室



classicalmusic at 20:10コメント(0)トラックバック(0)ブルックナー | バレンボイム 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メルマガ登録・解除
 

Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

Categories
Archives
Recent Comments
記事検索
  • ライブドアブログ