2011年10月02日

テンシュテット&ロンドン・フィルのブルックナー:交響曲第4番『ロマンティック』


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1989年12月14日、ロンドンのロイヤル・フェスティヴァルホールに於けるライヴ録音。

テンシュテット得意の4番にまた名盤が加わって嬉しい。

他盤よりテンポは若干遅めで、力みがまったく感じられず、どこまでも自然体ながら終楽章に向かってジワジワと高揚するテンシュテットらしい名演。

晩年のテンシュテットの素晴らしさを堪能できる、自然な息遣いの雄大な演奏であった。

ベルリン・フィルとのスタジオ録音よりもテンシュテット節を満喫できる。

第3楽章まではオケが指揮者の要求に応えきれず、大きなうねりを作り上げられずに取り残される印象を与えられる瞬間が結構あった(2楽章は繊細で美しかったけれど)。

しかし、彼らは諦めていなかった。4楽章における熱意の結実ぶりには、文句なしに圧倒された。

芸術家がもがいてもがいて遂に美を掴み取る、恐ろしくも崇高な経験が目の前で展開されていた。

ライヴ録りとしてはバランスも気にならず、大きな破綻もなく、十分に鑑賞に堪え得る水準だと思う。

【演奏会評】
テンシュテットは、今や最高の巨匠の一人である。今回の演奏会でも、極度に高揚し、聴衆を虜にする音楽づくりで、改めて巨匠性を証明してみせた。偉大なクライマックスが訪れる瞬間では、ロンドン・フィルが素晴らしく壮麗な演奏を達成しており、特に金管楽器は白眉である。この演奏の恐るべき迫力は圧倒的なものである。

(1989年12月、英ファイナンシャル・タイムズ)

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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