2011年11月17日

クーベリック&バイエルン放送響のスメタナ:わが祖国(1984年ライヴ)


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これは、指揮者クーベリックと深い関係をもっていたバイエルン放送響とのライヴ盤で、スメタナ没後100年、クーベリック70歳の誕生日を記念してのコンサートであった。

演奏内容は、クーベリックのどの同曲異演盤よりも重厚、熱い想いの丈が押し寄せてくる。

クーベリックが残してくれたスメタナの《わが祖国》は、いずれも聴きどころをもったものばかり。

ボストン響を指揮した盤は完成度が高いし、チェコ・フィルとの1990年のライヴ盤には独特の高揚した雰囲気が濃い。

その点で言うと、当バイエルン放送響とのライヴ盤は、条件的にも最も優れており、スケールの大きさと、ライヴ固有の熱っぽさとが際立つ演奏内容といえよう。

70歳のクーベリックの祖国への深い愛が、驚くべきスケールの大きさと強い気迫をもって綴られている。

線の太い、たくましい音楽性をグイと貫き通し、安定した構成力は抜群で、各曲とも、メリハリの効いた起承転結がつけられている。

論理的一貫性がある、とでもいうべきか……。

しかも、全6曲を通して満ちている強い民族色といったものに対する配慮も万全。

各リズムや旋律、色彩感などといった要素を色濃く前面に押し出しながらも、力が空転してしまうようなところがなく、落ちついたよさがあり、バランスがとれている。

この音楽が書かれた精神を、ごく自然のうちにそこに表出したものとしても忘れることができない。

オーケストラの底力も過不足なく示されており、胸をワクワクさせて聴くことができる演奏といえるだろう。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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