2013年07月29日

ノイマン&ゲヴァントハウスのスメタナ:わが祖国


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1975年に、チェコ・フィルと再録する前の、1967年録音のゲヴァントハウス管弦楽団との演奏で、ノイマン初の《わが祖国》(テルデック盤)である。

《わが祖国》の指揮者としては当然、ノイマンの存在も重要。

そしてノイマンなら当然、チェコ・フィルというのが常識的な流れかもしれないが、ここで取り上げるのは懐かしいゲヴァントハウスとの全曲盤である。

ノイマンはコンヴィチュニーが死去したあと、1964年、44歳の年にライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席指揮者に迎えられた。

そうした経緯の中で、このレコーディングはごく自然な形で誕生したものではないだろうか。

もっとも「プラハの春」事件が起きたのはおそらくちょうどその直後のこと。

当時、ノイマンの胸中は複雑だったはずであり、ライプツィヒで母国を思って録音したスメタナの《わが祖国》と言えるかもしれない。

しかしこのあくまで格調高い《わが祖国》の演奏が、彼の音楽家としての揺るぎない信念を物語っている。

ノイマンの《わが祖国》は、後年のチェコ・フィルとの演奏も素晴らしいが、ライプツィヒ時代の、より強固な造形意志に貫かれた演奏も忘れられない。

推進力と構成美に富んだ高質の交響世界が構築されており、今となっては、この演奏スタイルは、望んでも得がたいものと言えるだろう。

自然に対する畏敬の念からか、ノイマンの《わが祖国》では、全6曲いずれも、湧き出てくる素朴な感情と感謝の念に溢れている。

重厚にして精緻な、この時代のゲヴァントハウスはいい。

ゲヴァントハウス管弦楽団の飾らぬ音色が、より深い色彩を感じさせてくれるので、何度でも聴きたくなる不思議な魅力を持っている。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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