2011年11月20日

ビエロフラーヴェク&チェコ・フィルのスメタナ:わが祖国


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チェコ・フィルにとって《わが祖国》がいつの時代も最も大切なレパートリーのひとつであることは言うまでもない。

古くはターリッヒから、比較的最近のものでは小林研一郎まで、全曲盤は枚挙にいとまがないし、おそらくそのすべてが名盤と言っても過言ではあるまい。

そんな中で愛好家が第一に挙げるのは、比較的上の世代はアンチェル、若い人はビエロフラーヴェクといった線が予想される。

ビエロフラーヴェクの開放的な明るい性格が演奏によく表れており、スラヴ的な情感を巧みに生かしながら若々しくすっきりとまとめ、演出過剰と思われる曲はひとつもない。

そのせいか、全曲を聴き終わった後に爽やかな感動が残る。

ビエロフラーヴェクは、ここで最初からクリティカル・エディションを用いようとせず、慣用版に自己の主張を加えて自らのエディションを確立している。

彼は〈モルダウ〉をも含めて楽器編成やその処理にも配慮を加え、声部をそれで補強することによって旋律を明確に掘り起こそうとしているところもあるし、アクセントを生かしてリズムの変化を強調するなど、表現をより明快なものにしようとしている。

特に〈ヴィシェフラド〉の冒頭の部分、〈モルダウ〉の月夜の部分、〈ボヘミアの森と草原より〉の舞曲調の部分など、細かな気配りが光っている。

およそ小細工を弄さず、スメタナの音楽を誇り高くまっすぐに再現している。

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classicalmusic at 21:32コメント(0)トラックバック(0)スメタナ  

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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