2011年11月22日

ノイマン&チェコ・フィルのスメタナ:わが祖国(新盤)


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1982年11月5日に東京文化会館で行なわれた《わが祖国》初演100周年記念コンサートのライヴ録音である。

ノイマンにとって3度目の《わが祖国》全曲盤だが、いずれも基本的な解釈の上で変わりはなく、彼の温厚で誠実な人柄がそのまま滲み出た演奏である。

決して大仰にならず、抑制のきいた表現、それぞれの曲の核心を鋭く衝いている。

オーケストラを意のままに動かしながら、それぞれの曲の性格を鮮やかに浮き彫りにしているあたりは、この人ならではの手腕といえよう。

特に「モルダウ」は描写力が巧妙で、いかにもノイマンが声高らかに歌っているような感じがする。

さらに、気宇壮大な「ボヘミアの森と草原より」、そして大きなスケールでたたみ込んでいく「ブラニーク」の激しさには心を揺さぶられる。

こうした演奏は、ほかの国の指揮者やオーケストラでは、なかなか真似のできないものだ。

ライヴだけにオーケストラに多少のキズはあるが、それらが気にならないほど緊張度が高く、密度の濃い演奏で、聴いたあとに深い感動が残る。

ノイマンとチェコ・フィルとの完全な精神的一致と、この作品に対する彼らの自信と誇りから生まれた名演である。

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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