2011年12月02日

バレンボイムのバッハ:ゴルトベルク変奏曲/ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲


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「ゴルトベルク」と「ディアベッリ」。それはバッハとベートーヴェンという音楽史上比類なき2人の巨星が有した広大な音楽宇宙が、「変奏曲」という形式を得て究極の結晶となった傑作である。

ピアニストとして指揮者として、比類なき創造活動を続ける天才バレンボイムの天与の即興性と直感力が、深淵で並外れた規模と内容をもつ作品の魅力をぐいぐいと引き出しており、圧倒的な感銘を聴き手に与える。

いずれも甲乙つけがたいが、筆者はどちらかというと「ゴルトベルク」の方に惹かれる。

1989年10月12日に、バレンボイムが、そのステージ・デビュー40周年を記念して、生まれ故郷のブエノスアイレスのコロン劇場で行った演奏会のライヴ録音である。

反復を行っているため演奏時間が長く(80分27秒)、「ディアベッリ」とのカップリングで2枚組となっている。

バレンボイムのピアノによるバッハは確かこれが初録音である。

25年にわたって「ゴルトベルク変奏曲」を研究してきたというバレンボイムだが、さすがに一家言以上のものをそなえた、傾聴せざるを得ない演奏だ。

"ピアノならでは"の演奏も彼らしく、例えば第7変奏では右手と左手の音量バランスを自在に操って聴かせどころを作り、他にも漸強、漸弱の効果を多用している。

各変奏間のつながりにも配慮を見せ、人間のぬくもりを伴ったピアニズムの明快さが一貫して伝わってくるのはさすがである。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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