2011年12月04日

レオンハルトのバッハ:フーガの技法&クラヴィーア練習曲集第2巻


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ピリオド楽器によるチェンバロ演奏の開拓者ともいえるレオンハルトによるバッハの名盤。

楽器の特性を知り尽くした彼ならではの磨き抜かれた表現に魅了される。

学問的にも音楽的にも、一点の疑問も残さぬ説得力をもつレオンハルトのバッハだ。

バッハの時代の様式感を的確にとらえたもので、現代的な溌剌とした演奏とはひと味違った、きわめて端正な演奏である。

特に《フーガの技法》はレオンハルトのバーゼル音楽院の卒論のテーマでもあったため、オルガンではなく、チェンバロを選択した演奏は興味深い(アスペレンが4曲に参加)。

レオンハルトの演奏に凝縮された世界の大きさにあらためて驚かされる(ただし最終フーガは収められていない)。 

トゥッティとソロが対置される協奏曲の形式を表現に生かした《イタリア協奏曲》は、今日でも作品解釈の模範となるもの。

緩徐楽章における主旋律の歌わせ方からは、音楽家レオンハルトの重ねてきた年輪が感じられる思いが……。

《フランス風序曲》でもチェンバロの華麗でしなやかな音が、彼一流の味わいのある響きのテクスチュアを生み出したいる。

《前奏曲、フーガとアレグロ》の、フーガにおける着実な歩みによって次第に音楽が高揚していく様も見事。

いずれも哲人レオンハルトの面目躍如たる演奏といえよう。

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classicalmusic at 18:58コメント(0)トラックバック(0)バッハ | レオンハルト 

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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