2012年01月19日

ノイマン&チェコ・フィルのドヴォルザーク:スラヴ舞曲集(新盤)


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チェコを誇る最後の巨匠であったノイマンは1995年に惜しまれつつ他界した。

ノイマンは晩年にこの曲をチェコ・フィルと2度(85年、93年)録音しているが、どちらも彼ならではの語り口で、他の追随を許さない稀代の名演である。

甲乙付け難いところだが、この曲の性格上、ここでは敢えて最晩年の方を選んだ。

スラヴ舞曲の魅力を存分に味わうことができる名演。

あふれるようなスラヴの抒情をすばらしく表現し、発売以来同曲集の決定盤として定評のあるものだ。

この曲集は言うまでもなくチェコの様々な地方の舞曲スタイルを借りて組まれているが、ノイマンは晩年になるにつれ、より自然にこれら舞曲のイントネーションを身につけて、あたかもウィーン人がウィンナ・ワルツのあの独特の3拍子を身体で表現するように、彼らも自国の音楽を身体と心の中から紡ぎ出していった。

スラヴの語法を肌で感じながら演奏する彼らの演奏には抜群の説得力があふれている。

一聴すると何の変哲もないような演奏に思えるが、じっくり聴き込んでいくと様々なリズムの動きの中から表情が滲み出る、味わい深い演奏である。

世評高いクーベリックがバイエルン放送響を振った録音は、この全集を聴いたあとでは少し作為的な演奏に思えてくる。これも本当の本場ものの威力だろう。

ノイマンがチェコ・フィルの首席指揮者になった頃は低迷していたこのオーケストラをノイマンが再建し、1990年代再び黄金期を迎えていたチェコ・フィルの音色美と機能美をノイマンが100%生かしきった充実の名演である。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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