2014年03月16日

ルービンシュタイン:大全集


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20世紀の大ピアニスト、アルトゥール・ルービンシュタインの正規録音のすべて(RCA、EMI、デッカ)収めているうえに、オーソライズされたライヴ録音も含む、全144枚のまさに大全集。

ルービンシュタインが1976年にコンサート活動からの引退を表明するまで、実に半世紀近くに及ぶ活躍のなかで残された録音の集大成が、この大全集である。

SP時代からのすべての録音(29〜76年)を収め、初CD化の演奏もあり、当時としては珍しい曲目を含む幅広いレパートリーが披露されている。

独奏曲の他、協奏曲や、往年の名手たちと組んだ室内楽曲も含む。

「ルービンシュタインのピアノを聴く」ということを「ショパンを聴く」という意味にとらえる人は多い。

ショパンが作品に込めた甘美さや悲痛さをあれほどにまで完璧に歌いきれるピアニストは、これからも彼以外にはなかなか見つからないだろう。

しかし、彼はショパンのスペシャリストだったわけではなく、レパートリーはバッハに始まり、ドイツ・オーストリアの古典からロマン派、フランス近代、ロシア音楽やスペイン音楽にまで及んでいる。

演奏家生命の長かったルービンシュタインは、晩年まで堂々たる風格を備えた芸風を保った。

この大全集にも70歳代以降の晩年の演奏があるが、若々しささえ漂うのは奇跡的である。

その演奏のスケールの大きさと共に、音楽の彫りの深さ、コクのある表情などは、世紀の巨匠ならではの風格を実感させる。

ルービンシュタインは、もはや今日のピアニストにはできない、絶妙な味を聴かせる。

それは“エスプリの味”とでもいえるもので、どの演奏でもいかなる図式的な解釈をしていないのに、まさに当意即妙なのである。

ルービンシュタインの感性がロマンティックな土壌の上で開花し、音と音が絶妙に反応しあった、華のある演奏である。

内容詳細については、「最も参考になったカスタマーレビュー」に載っているので、そちらをご参考にして頂きたい。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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