2012年03月06日

ムローヴァのバッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ


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ムローヴァは1958年モスクワ生まれの女流で、モスクワ音楽院でコーガンに師事した。

現在、バッハを弾くモダン楽器のヴァイオリニストを探すのはなかなか難しい。

無伴奏ソナタとパルティータは、挨拶程度にはとても弾けない作品なだけによい演奏にはなかなかお目にかかれない。

狙いを現代のバッハ弾きに照準を絞ると、ムローヴァがいい。

古(いにしえ)の演奏様式を継承し保守的ではあるが、その伸びやかな音と生き生きとした音楽作りは申し分がない。

技巧も1750年製のG.B.グァダニーニに、ワルター・バエルビエロ製のバロック弓を組み合わせた響きも素晴らしい。

かねがねヴァイオリンは弓の扱いに尽きると思っていたが、このディスクを聴いた時にそれが間違っていないことを確信した。

弓のテクニックが完璧なムローヴァだからこそ、各舞曲の表情が非常に明確に描出され、それぞれ相応しいテンポ設計と陰影のある音色で色づけされたバッハが現代に蘇るのである。

バッハ作品の様式への理解度も極めて高く、作品の世界で燃焼しつくす技を見事に知っている。

それはよい意味でのショーマンシップであり、幅広い能力をもった演奏家である。

もちろんこの演奏が唯一絶対ではないが、やっと巨匠時代を払拭したバッハにめぐり会うことができた。

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classicalmusic at 20:55コメント(0)トラックバック(0)バッハ  

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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