2012年06月25日

フルトヴェングラー&ベルリン・フィルのシューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」/ハイドン:交響曲第88番「V字」


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フルトヴェングラーとベルリン・フィルの《ザ・グレイト》は、5種の録音がCD化されている。

生前に残したライヴを含む録音のほとんどすべてが商業ディスクになっているという指揮者は、フルトヴェングラーをおいてほかにいないだろう。

まさに空前絶後の巨匠というべきだが、ここに選んだディスクは1951年12月、ベルリン・イエス・キリスト教会でのスタジオ録音で、むろんドイツ・グラモフォンによって行われたものである。

フルトヴェングラーのスタジオ録音は数少ないとも感じられるが、確かに彼の芸術はライヴ録音に、より端的にあらわされている。

とはいえ、このディスクの演奏は、例外的ともいえるほど燃焼した音楽で、シューベルトとしては、きわめて劇的な表現である。

メリハリが強く、アゴーギグが大きく、フルトヴェングラーのロマン的な気質をそのままあらわしたような演奏である。

普通ならこのような解釈には疑問符を付けられることが多く、ピリオド楽器でシューベルト演奏が行われるようになった現在では、大時代的と片付けられるかも知れないが、フルトヴェングラーの場合は、その音楽的な迫真力があらゆる批判を封じ込めてしまう。

それは、まさに天才の業としか言いようがない。

この演奏の北ドイツ風ともいえるほの暗い音色と厳しい表情は、極めて説得力が強く、シューベルトの孤高の心情があらわに表出されている。

構成的にも一分の隙もない名演である。

ハイドンの「V字」は極めて彫りが深く、陰影が濃く、北ドイツ風のハイドンではあるが実に味わい深い。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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