2012年05月21日

フルトヴェングラー・ブラームス名演集(交響曲第4番、交響曲第1番第4楽章、ドイツ・レクイエム)


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フルトヴェングラーとブラームス。この切っても切れない関係の中から稀少な演奏が復活した。

1948年の「ブラ4」は当演奏の2日後のティタニア・パラスト・ライヴが名高く(恐らく定期演奏会)、こちらのダーレムにおける放送録音(お客なし?)はなぜか一般的ではない。

演奏はすこぶる付きの快演で、即興的と言われながらもしたたかな計算が感じられるお得意の漸化式アッチェレランドが巧みだ。

「ブラ1」終楽章は、冒頭から地鳴りのようなティンパニが炸裂する巨匠の最も古い「ブラ1」だが、抜粋なのがまことに残念である。

空襲飛び交うベルリン、ドイツにおける戦中最後のコンサートで、この4日後にウィーン・フィルと「ブラ2」を演奏、直後にフルトヴェングラーはスイスへ脱出した。

非常時にこれだけの演奏を成し遂げ、また聴衆も存在したというドキュメントである。

これらの音質は年代的にみても良好の部類だ。

シュヴァルツコップ、ホッターという豪華な独唱陣を加えた「ドイツ・レクイエム」は、非ナチ化承認を得てベルリン・フィルに復帰して3ヵ月後のルツェルン音楽祭でのライヴ録音。

フルトヴェングラーの同曲は全てが劣悪音質であるが、当盤もいかんせん、コーラスの音が終始割れていて、その中でも最悪と言って過言ではない。

しかし劣悪な音質の中から聴こえてくる音楽は、心の奥底に染み入るような切実、深刻な超名演である。

それにしてもフルトヴェングラーは、何故「悲劇的序曲」をレパートリーに入れてなかったのだろうか?

彼の芸風と「悲劇的序曲」の曲想はマッチするはずなのに…、不思議で仕方がない。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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