2012年05月27日

フルトヴェングラー指揮のブラームス集成盤


この記事をお読みになる前に、人気ブログランキングへワンクリックお願いします。



ヴァイオリン協奏曲(1949年8月ライヴ)はフルトヴェングラーとしてはわりにおとなしい、どちらかといえば地味な造型だが、ひびき自体はまことに立派で風格があり、内に秘められた、過剰さを伴わぬ気迫が見事である。

しかし、これがルツェルン祝祭管ではなくベルリン・フィルだったら、いっそうこくのある表現になったことは疑いを入れない。

メニューインはフルトヴェングラーを心から尊敬しているヴァイオリニストだが、確かに指揮者への傾倒がにじみ出ており、まことに純情、真摯である。

やや線は細いが心がいっぱいにこもって、しかも粘りすぎず、表現上の特徴こそ今一歩とはいえ、フルトヴェングラーともども、音楽が豊かに湧き上がってくるところを買いたい。

ヴァイオリンとチェロの二重協奏曲(1952年1月27日ライヴ)は第1楽章の冒頭がいかにもフルトヴェングラー流に始まるので、これは、と思わせるが、全体としてはダイナミックスも造型もおとなしい。

ボスコフスキーは甘い音がいかにも彼らしく、ブラベッツも心がこもっている。

ピアノ協奏曲第2番(1942年11月8日ライヴ)は緩急自在なテンポといい、うねるような人間味にあふれた音色といい、まぎれもないフルトヴェングラーのブラームスであり、彼自身の造型によってフィッシャーを包み込んでゆく。

フィッシャーはペダルを多用して楽器をいっぱいにひびかせ、弱音を重視せず、身体全体で力強く表現してゆく。

時として鳴らす懐かしいオルゴールのような音色とともに、音楽に対するいじらしいまでの没入ぶりにも惹かれる。

ハイドンの主題による変奏曲(1952年1月27日ライヴ)は分離の良い録音で、特に木管群が美しく採れており、主題のオーボエなど、息づくようなニュアンスが伝わってきて心をそそられる。

ところで、クラシック音楽情報ならこちらがオススメです。
人気ブログランキング



フルトヴェングラーのCDなら、 フルトヴェングラー鑑賞室



classicalmusic at 22:35コメント(0)トラックバック(0)ブラームス | フルトヴェングラー 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メルマガ登録・解除
 

Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

Categories
Archives
Recent Comments
記事検索
  • ライブドアブログ