2012年06月06日
ワルター&ウィーン・フィルのモーツァルト:交響曲第38番「プラハ」、第40番(1955, 1956)
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ワルターとウィーン・フィル美の結晶!モーツァルト第40番&第38番『プラハ』。
ワルターといえばモーツァルト。モーツァルトといえばウィーン・フィル。
ワルターの40番の演奏は昔から定評あるものでここでも豊満な美演に感動した。
この40番を初めて聴いたとき、言葉で表現できないような経験をした。
この演奏の高みは希有のものである。
それ以来、繰り返し聴き続けている。
筆者にとって別格のモーツァルト演奏である。
この演奏のすばらしさを感じ取ることのできる感性を持っていたのは何と幸福なことであろう。
『プラハ』の序奏の堂々たる風格、そして主題提示の美しさはワルター&ウィーン・フィルならではの味わい。
うれしいことに新たな音質で蘇った。
ワルターとウィーン・フィル、そしてモーツァルトの組み合わせは、あらゆる反対意見を黙らせてしまう。
しかし戦前の録音は、何と言っても音を心の中で修正しながら聴かなければならなかった。
1950年代の高SN比録音が発見されたとき、モーツァルトと同じ永遠の旅芸人として、ありとあらゆる試練と辛酸をなめたワルターとウィーン・フィルの再会があった。
39番と41番の希有のウィーン・フィルのテープ録音もいつの日か、世に出るであろう。
ワルターは、ワルターの中にモーツァルトが生きている真の芸術家であった。
ワルター・ファンのあいだでは、SONY盤(1952年5月18日表記)とALTUS盤(1956年6月24日表記)の40番の演奏はまったく同一で、しかも音源所有者であるオーストリア放送協会の提供したデータが1956年6月24日ということから、正しい録音年月日は1956年6月24日であると広く認識されていることを付記しておく。
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