2012年06月08日

サヴァリッシュのモーツァルト:魔笛


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廉価盤なのであまり期待をせず購入したディスクであるが、幸いなことに、この演奏は第一級の超名演であり、1970年代に録音されたレコード用オペラ演奏の中でも、特筆に値する奇跡の名盤である。

サヴァリッシュ指揮バイエルン国立歌劇場管は、擬音効果をふんだんに用いたリアルな表現で、今まで聴いた中で最も雰囲気のある演奏。

モル(Bs)のザラストロ、シュライヤー(T)のタミーノ、モーザー(S)の夜の女王、ローテンベルガー(S)のパミーナ、ベリー(Bs)のパパゲーノといったキャストで、1970年代を代表する歌唱陣も優れたもので、特にアンサンブルに素晴らしい出来を示している。

今は、こんな贅沢なキャストを集めることは、不可能。

シュライヤーのタミーノも、デイヴィス指揮の新盤の衰えはみられず、美声で若々しく歌っていて見事である。

歌手もオケも録音も、そしてもちろんサヴァリッシュの指揮も、全く隙なく素晴らしい。

伝統的かつ洗練された内容で、テンポも良いし軽快でいて繊細、演奏全体としてはこれまで聴いた中で一番流麗かもしれない。

これまでいろいろな《魔笛》を聴いてきたが、生き生きとした、ひたすら音楽を楽しいと感じさせるこのパフォーマンスを上回る録音を知らない。

《魔笛》のスコアに語らせた、自然体のスタイルで、サヴァリッシュの代表的名盤の第一に指折りたい録音である。

《魔笛》があまり好きではない、という人にも推薦できる。きっと新しい魅力を発見できることであろう。

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classicalmusic at 23:56コメント(1)トラックバック(0)モーツァルト | サヴァリッシュ 

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コメント一覧

1. Posted by がんばれ!公共放送NHK   2014年03月19日 23:27
サヴァリッシュさんは1991年にNHK交響楽団と日本で「魔笛」を上演しました。現在私はNHK:Eテレの「お願い!編集長」と云うサイトで再放送を要請しています。2014/4/2までに、100人の賛同(100Eね!)が集まれば再放送されます。素晴らしい公演だったので是非ご協力ください。http://www.nhk.or.jp/e-tele/onegai/detail/30322.html#main_section

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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