2012年07月16日

カラヤンのモーツァルト:レクイエム(1975年盤)


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カラヤン全盛期の録音であり、オペラを得意としたカラヤンならではのドラマティックなモーツァルトの「レクイエム」の名演だ。

これほどの劇的表現とスケールの大きな迫力のある演奏は、カラヤンとベルリン・フィルの演奏以外の何者でもない。

まるで、「レクイエム」と言うより「合唱つき交響曲」という感じだ。

各楽章の性格を深く対照的に抉り、速い部分と遅めの部分の落差をつけており、オケの重厚な響きが圧倒的だ。

最初に、これを聴いてしまうと、他の演奏が物足りなくなってしまう。

逆に言うと、ベーム等の、ゆったりしたテンポのこの曲に慣れてしまっている人には、やりすぎではと感じてしまうかもしれないが、これに、はまってしまうと他は聴けなくなってしまう。

絶頂期のカラヤンとベルリン・フィルという最強のスーパー軍団による音の美学がここにある。

一部には「レクイエム」らしくないとの批判も散見されるが、他方、モーツァルトの「レクイエム」を、聴かせどころのツボを心得た圧倒的な音のドラマに仕立て上げたのもカラヤンならではの巧さであり、こうした点が、本盤に対する評価の分かれ目だと思う。

歌手陣はカラヤンならではの相変わらず豪華な布陣であり、ウィーン楽友協会の合唱も、カラヤンが猛特訓したのであろう、大変見事な出来である。

オリジナル楽器によるスリムなモーツァルトの対極にある「レクイエム」である。

既にSACDマルチチャンネル盤あるいはDVD−audio盤が発売されており、音質はそれらが最高であったが現在は入手難。

もっとも、本盤も音質は決して悪くなく、カラヤンの名演を満喫するには十分だ。

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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