2012年07月19日

ミルシテイン&カラヤンのブラームス:ヴァイオリン協奏曲/ギンぺル&ヨッフムのシベリウス:ヴァイオリン協奏曲


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ブラームスは1957年8月17日、ルツェルン、クンストハウスでのライヴ録音。

ナタン・ミルシテインとカラヤンという極めて珍しい組み合わせ(ファンにとってはまさに夢の共演!)のブラームスのヴァイオリン協奏曲の登場だ。

筆者の記憶が正しければ、この後ミルシテインは2度、カラヤンは3度にわたり同曲をスタジオ録音している。

カラヤンは、フェラス、クレーメル、ムターと録音しており、特にムター盤は名演の誉れが高いが、いずれも、若きソロ奏者を引き立てつつも、どちらかと言えば、カラヤンペースでの演奏と言った傾向があったのは否めない事実である。

ところが、本盤では、両者ともにその個性をぶつけあっており、その後の両者の発展を予感させる名演ということが出来るのではなかろうか。

当時、カラヤンはベルリン・フィルを手中におさめ、飛ぶ鳥を落とす勢いだったこともあり、演奏にエネルギッシュな力感が漲っていたことも功を奏しているのかもしれない。

ミルシテインのヴァイオリンも、艶やかで色彩豊かな音色は比類がなく、カラヤンもミルシテインのヴァイオリンを活かしつつ、ルツェルン祝祭管弦楽団を生命力溢れる力強さで統率して、地にしっかりと足がついた力感溢れる重厚な演奏を繰り広げている。

録音は、1950年代のモノラル録音であり、特に、オーケストラの音色がやや荒っぽく聴こえるが、ヴァイオリンの音色は鮮明に捉えられており、欲求不満を感じるほどではない。

シベリウスは、ヨッフムにとっても珍しい選曲であり、ドイツ風の野暮ったさを感じないわけではないが、決して凡演ではなく、ギンぺルのヴァイオリンともどもなかなかの好演を繰り広げていると言えよう。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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