2012年08月01日

レーグナーのビゼー:アルルの女第1組曲&第2組曲&子供の遊び&美しきパースの娘


この記事をお読みになる前に、人気ブログランキングへワンクリックお願いします。



「アルルの女」は、個性的でニュアンスに富んだ名演で、数多い同曲中のベスト・ワンに疑いの余地はないところだ。

ドイツ的か否かを議論するまでもなく、よくある初心者向けのサントラ的演奏とは一線を画した、ドラマティックな演奏だ。

重心を低く保つサウンドはさすがドイツのオケといったところだが、リズム感や躍動感にも事欠くことなく、エッジの効いた起伏もピカ一だ。

殊に《カリヨン》における小気味よいアクセントや弦の微妙な色彩の変化などはさすが。

有名な《ファランドール》では、曲のダイナミクスを打楽器だけに頼らず、コシのあるベースによって表現しており、この点も独特。

もっとも、ベルリン放送響の音はシュターツカペレ・ドレスデンやシュターツカペレ・ベルリンなどよりドライだし、余韻も乾いているが、ギクシャクした感じは微塵もなく、むしろ鋭敏な感じさえする。

ケーゲルの寒色系、クリュイタンスの暖色系に比し、レーグナーは程良い中間色系で作曲者の意図を的確に汲んで表現している。

ドイツ風でがっちりしているが、ほんのり暖かいなつかしさが何ともいえず、とても気に入っている。

「美しきパースの娘」もよい出来映えで、ことに《行進曲》と《ジプシーの踊り》が見事であり、そのみずみずしい表情にあふれた新鮮な表現には強く惹かれる。

レーグナーが残した録音の白眉であり、完璧な演奏とはこのことを言うのであろう。

録音も直接音と間接音とのバランスが豊かだし、輸入盤に見られるような金属臭は皆無。

知らない間に亡くなってしまったレーグナー、もっともっと評価されていい名指揮者だ。

ところで、クラシック音楽情報ならこちらがオススメです。
人気ブログランキング



フルトヴェングラーのCDなら、 フルトヴェングラー鑑賞室



classicalmusic at 21:06コメント(0)トラックバック(0)ビゼー  

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メルマガ登録・解除
 

Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

Categories
Archives
Recent Comments
記事検索
  • ライブドアブログ