2012年08月12日

プレートル&ウィーン響のマーラー:交響曲第6番「悲劇的」


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プレートルと言えば、筆者にとって、カラスがタイトルロールを演じたビゼーの《カルメン》やプッチーニの《トスカ》を録音したオペラ指揮者としてのイメージしかなかった。 

まさかマーラーと相性が合うこともあるまいと思って聴いてみたが、なんとこれは完全にプレートル化したマーラーである。

テンポ設定、ダイナミクスの加減、シークェンスの変わり目での間の取り方など、どれも自然で説得力のある素晴らしいもの。

プレートルの懐の深さ、芸の見事さに大いに感服した。

所謂「悲劇的」を期待して聴くと裏切られるが、例えばノイマンの「悲劇的」に共感持つリスナーには強力にお薦めしたい。

かつてこれ程この曲が、意味深く、凄みを伴って表現された事があっただろうか。

「第5」と同様、間違い無く同曲のベストだろう。

プレートルがこういうレパートリーを演奏して実力を発揮しているとは、これまでの彼のレコーディング・キャリアからは想像もつかなかった。

そして、こんな凄演が録音されてから、じつに17年も私達の耳に届くまでにかかったのだ。

これは恐ろしい事実と言える。

オケの洗練度ではさらに望むべくところもあるかもしれないが、洗練されすぎないからこそのホットな表現に至っている部分が多く感じられ、何度繰り返し聴いても、飽きのこない「生きた」音楽が溢れ出てくる。

この際プレートルの録音を広く世に広め、マーラーの全曲演奏、そして全曲録音を是非とも成し遂げてほしい。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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