2012年09月05日

アシュケナージ&シドニー響のエルガー:エニグマ変奏曲、南国にて


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2008年11月12-14日 シドニー、オペラ・ハウス、コンサート・ホールに於ける録音。

巨匠アシュケナージが抜群のセンスで導く見事な英国音楽と、シドニー交響楽団の絹のような弦の響き、機能美が隅々まで楽しめる1枚。

イギリスで指揮者としてのキャリアを築いたアシュケナージ、そして英国人指揮者による創設時から75年という歴史の中で、常に英国との関係を持っていたシドニー交響楽団。

この両者ならではの魅力溢れる響きがあり、本盤は、作品の魅力を十分に満喫させてくれる名演だと思う。

エルガーの作曲家としての卓越を決定的にした名曲「エニグマ変奏曲」を含んでいる。

すでにリリースされている2曲の交響曲はまだ聴いていないが、このディスクに収められた2曲の管弦楽曲は快演だ。

アシュケナージのアプローチは力強く、雄渾なサウンドであり、弦を中心とするエモーショナルな表現も卓越している。

「エニグマ変奏曲」は、各変奏の描き分けが実に巧みであり、特に、第7変奏の雷鳴のようなティンパ二の轟きや猛烈なアッチェレランドは我々の度肝を抜くのに十分な迫力。

他方、第9変奏の壮麗な旋律の歌いあげは実に感動的であり、第13変奏の中間部の不気味さ、そして、第14変奏の堂々たる終結も立派な限りだ。

「南国にて」も、緩急自在のテンポを駆使して、移りかわる曲想を見事に表現し尽くしている。

シドニー交響楽団もなかなかの力量を示しており、「エニグマ変奏曲」ともども、アシュケナージ&シドニー響のレコーディングの中では、ラフマニノフ・シリーズに劣らぬ最高の名演と言うことが出来よう。

SACDならではの高音質も本盤の大きな魅力の一つであり、これまでやや低調であった音質の渇きが漸く癒されたような気がする。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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