2012年09月09日

オーマンディ&フィラデルフィア管のビゼー : 「カルメン」組曲第1番、第2番&「アルルの女」組曲第1番、第2番


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オーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団という、かつて一世を風靡した黄金コンビの素晴らしさを堪能できる名演だと思う。

ストコフスキー、オーマンディの長期政権で確立されたフィラデルフィア・サウンドと細部まで見事にかみあうアンサンブルは聴きものだ。

このビゼーは、オーマンディ&フィラデルフィア管の定番レパートリーでLP時代から最高の名演奏とされていたもの。

オーマンディとフィラデルフィア管の力量のほどが、はっきりと示された優れた演奏である。

そのまばゆいばかりの色彩豊かな表現は大変見事で、何よりも「カルメン」については組曲のすべてが収められているのが嬉しい。

選曲、演奏ともに良く、『カルメン』という長大なオペラの中の隋所に収められている珠玉の名曲のほぼすべてを味わうことができ、このオペラの雰囲気が十分に伝わってくる。

確かに、フランスのエスプリを味わうには、やや趣きが異なる演奏であるのかもしれないが、「アルルの女」を含め、各楽曲を抜群の技量で巧みに描き分けていく名匠の老獪さには、ただただ圧倒されるのみである。

「アルルの女」も、南欧的な情緒とフランス的な洗練された味にはやや乏しいが、巧みな棒さばきでそれぞれの曲の楽しさ、美しさを存分に表出しているあたりは、さすがにオーマンディだ。

パリっと冴えたオーケストラの響きの心地よさ、美しい弦楽パート、そして随所に顔を出す管楽器のソロのうまさなど、聴き所満載のCDである。

1958年と1963年の録音なのでハイファイとはいかないが、音色的にはとてもきれいで、聴いていて十分幸福感に浸ることができる。

この1990年創設の米名門オーケストラ、フィラデルフィア管弦楽団は昨年4月16日、破産法の適用を申請することを明らかにした。

米経済が低迷する中、米主要オーケストラによる破産申請は初めてで、残念でならない。

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classicalmusic at 21:39コメント(0)トラックバック(0)ビゼー  

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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