2012年09月14日

フィストゥラーリ&コンセルトヘボウ/チャイコフスキー:『白鳥の湖』ハイライト


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1961年 アムステルダム、コンセルトヘボウでのステレオ録音。

フィストゥラーリ〜コンセルトヘボウによるステレオ初期の名盤のCD化。

チャイコフスキーの『白鳥の湖』にはあまたの名演が目白押しであるが、やはり、フィストゥラーリの古典的な名演を忘れてはいけないだろう。

フィストゥラーリはバレエ音楽を得意としているだけあって、各場面の情景描写がうまく、巧みな棒さばきで要所要所をぴたりと押さえながら、幻想的でロマンティックな曲想をあますところなく表出している。

デッカによるアナログの名録音で捉えられた、むせかえるような往年のコンセルトヘボウの美音も聴きもので、いかにも北ヨーロッパならではのくすんだ音色で、フィストゥラーリのタクトにぴったりと併せている。

フィストゥラーリの素晴らしさは、シンフォニックな華麗さを基調としつつ、あくまでもバレエ音楽であることを認識させてくれる点にあるだろう。

眼前で、バレエを踊っている様子を彷彿とさせてくれる。

フィストゥラーリは『白鳥の湖』を十八番としていて、全曲盤など他にもあるが、演奏、録音ともこのCDがベストだし、もちろん最新のゲルギエフ盤も含め、全ての『白鳥の湖』のCDの中でも他を大きく引き離す超名盤だと思う。

有名な第2幕「情景」の哀愁に満ちた表現は魅惑的で、いじらしささえ感じさせるオーボエの美しさにはうっとりしてしまう。

この頃のこのオケのオーボエはウィーン・フィルと並んで世界最高だった。

勢いのあるエレガントなヴァイオリンも素晴らしい。

そして終曲における劇的な描き方など実に見事なもので、ティンパニの強打とヴァイオリンの上昇音型、ホルンの最強奏が聴かれる。

さらに現代の最新録音にも優るデッカの真に音楽的な録音も素晴らしく、我々がイメージする最も『白鳥の湖』らしい『白鳥の湖』である。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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