2012年09月20日

スヴェトラーノフ&ミュンヘン・フィルのワーグナー:管弦楽曲集(1988)


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スヴェトラーノフがミュンヘン・フィルに客演した貴重な演奏会の記録。

大変な名演の登場だ。

壮大なスケール感と精緻なアンサンブルが両立した、稀有なワーグナー演奏と言える。

菅も弦も素晴らしい音を出していて、力強さと優美さが両立している。

チェリビダッケ時代のミュンヘン・フィルの実力は言わずもがなで、《ニュルンベルクのマイスタージンガー》第1幕前奏曲からして、音の塊が横綱の体当たりのように迫ってくる。

響きの深さと力量が並はずれているのだ。

勿論、《ジークフリート牧歌》などにみられる穏やかな曲調も、ミュンヘン・フィルならではのシルキーな弦の美質が生かされているし、《トリスタンとイゾルデ゙》「前奏曲と愛の死」における官能美も特筆される。

いずれも素晴らしい演奏で、スヴェトラーノフが持つ感性が十二分に発揮された名演集だ。

チェリビダッケ全盛期のオーケストラから、スヴェトラーノフらしい重厚かつ情感あふれる個性的なトーンを引き出し、それが、ワーグナーの音楽に見事にマッチしているのはさすがという他はない。

このCDで気に食わないのはライナーノートの某評論家の解説。

なぜ、ワーグナーに数々の名演を残したカラヤンと比較する必要があるのか。

カラヤンの演奏をなんらの根拠も示さずに浅薄と決めつける一方的な偏向的解説。

海外盤なので、いかにも某評論家の海外への売名行為が見え見えで、せっかくの名演に水を差す結果になっている。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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