2012年10月07日

スウィトナー&シュターツカペレ・ベルリンのブラームス:ハンガリー舞曲集


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スウィトナー晩年(1989年)の貴重な遺産。

原曲のピアノ連弾版よりオーケストラ版の方が広く親しまれている「ハンガリー舞曲集」全21曲を、名指揮者スウィトナーが、手際よくまとめあげた名盤。

ハンガリー舞曲は、いずれも魅力的な佳曲揃いであるにもかかわらず、後輩であるドヴォルザークが作曲したスラヴ舞曲に比較して、全集録音にはあまり恵まれているとは言い難い。

それは、ブラームスによる作曲というよりは編曲に近いということ、そして、ブラームスの手によってオーケストレーションされた曲がわずか3曲に過ぎず、様々な作曲者の手によって編曲がなされ、管弦楽曲としての均質性にいささか問題があるという点に理由があるのではないかと考えている。

スウィトナーは、こうした弱点を見事に克服し、数少ないハンガリー舞曲の全曲録音の中でも、ドイツ的な重厚さを兼ね備えた名演と言えるだろう。

とても洗練された演奏で、推進力にあふれ、何度聴いても飽きがこない。

思いのほか、ゆったりとしたテンポで、哀愁にみちた旋律を浮き彫りにしている。

各曲の描き分けも実に巧みで、「ハンガリー舞曲集」の魅力を大いに満喫することができる。

シュターツカペレ・ベルリンはスウィトナーが長年音楽監督を務めていたオケだけに、楽員たちがスウィトナーの棒に十全に応え、演奏する喜びがどの曲にも表れている。

やや速めのテンポでまとめた第1,6番、メロディをたっぷりと流した第4番、軽快に運んだ第7番、開始部の演出のうまい第12番、ジプシー調を強く打ち出した第17番など、いずれも素敵な演奏だ。

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classicalmusic at 21:41コメント(0)ブラームス | スウィトナー 

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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