2011年06月05日

カラヤン&ベルリン・フィルのモーツァルト:『K.287』&ストラヴィンスキー:『春の祭典』


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1972年5月15日 ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールに於けるステレオ(ライヴ)録音。

2008年の生誕100周年を契機に、カラヤンの様々なライヴの名演盤が発掘されているが、本盤も、カラヤンがライヴの人であることを証明する素晴らしい名演だ。

演奏・録音とも申し分のない出来映えで、個人的には2009年に購入したベスト・ディスクの一つ。

ここでのカラヤンのイメージは長年スタジオ録音で聴いてきたものと異なり、このロンドン公演シリーズは即興性と驚きに満ち溢れている。

冒頭のモーツァルトからして、絶妙のレガートによる極上の美演が繰り広げられており、ディヴェルティメントのような軽快な楽曲を超一流の高貴な芸術作品に仕立て上げているというのは、カラヤンならではの魔術という他はない。

曲目を見ると、どうしても「春の祭典」に目(耳)が行きがちだが、モーツァルトの素晴らしさにため息が出る。

小編成オケでは奏でられない華麗な音が持ち味だ。

近年、ピリオドを使った原点回帰的演奏が主流となっているだけに、ますますこの録音は貴重と感じる。

他方、「春の祭典」は、名うての名プレーヤーが揃うベルリン・フィルを、カラヤンが圧倒的な統率力でドライブし、緩急自在のテンポを駆使して、難曲の代表格である同曲の聴かせどころを心得た心憎いまでの巧みな演奏を行っており、同曲を実にわかりやすく聴かせてくれる点を高く評価したい。

「春の祭典」のライヴとしては、1978年のパレクサ盤の方を今なお上位に置きたいが、本盤も、それに匹敵する名演だと言っても過言ではないだろう。

音質は、1972年のライヴとは思えないくらい鮮明である。

ライナーは、カラヤンの偉大な伝記を著したリチャード・オズボーンが書いており、こうした点も、本盤の価値を大いに高めている。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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