2012年10月06日

ムター&カラヤンのベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲


この記事をお読みになる前に、人気ブログランキングへワンクリックお願いします。



アンネ=ゾフィー・ムターが1976年13歳の時にカラヤンのオーデションを受けこの曲の録音が1979年9月。

これが弱冠16歳の少女の演奏とは思えないほど堂々としたものだ。

カラヤンの協奏曲録音には、ロストロポーヴィチやリヒテルなどとの競奏的な名演もあるが、フェラスやワイセンベルクなどとの演奏のように、ソリストがカラヤン&ベルリン・フィルの一部に溶け込んでしまう傾向も散見される。

本盤も若いムターとの共演でもあり、そのような懸念があったが、それは杞憂だった。

それどころか、カラヤンは極力自我をおさえ、ムターの才能と将来性を最大限に引き立てようとの配慮さえ見られる。

演奏は第1楽章が特にすばらしい。

ムターは遅めのテンポで、自分の考えを細部まで推し進める。

特に随所に見せるノン・ヴィブラートでの弱音の効果の大胆さに驚かされる。

カラヤンの指揮は時に重すぎる感じを与えることがあるが、非常にスケールが大きい。

第2楽章以下もムターは、潤いのある音で優美に演奏している。

彼女の個性は単なる知的な解釈とかテクニックの冴えというよりも、人間性と結びついたもののようだ。

ところで、クラシック音楽情報ならこちらがオススメです。
人気ブログランキング



フルトヴェングラーのCDなら、 フルトヴェングラー鑑賞室



classicalmusic at 22:46コメント(0)トラックバック(0)ムター | カラヤン 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メルマガ登録・解除
 

Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

Categories
Archives
Recent Comments
記事検索
  • ライブドアブログ