2012年12月13日

マツーエフ&ゲルギエフのラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番、パガニーニの主題による狂詩曲


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演奏もさることながら、本盤の魅力は、SACDマルチチャンネルによる極上の高音質である。

ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番は、あらゆるピアノ協奏曲の中で、終始ピアノが弾き続ける随一の超難曲であるが、このような極上の立体音響で聴くと、ピアノの動きがよくわかり、いかに至難な曲であるのかが理解できる。

この曲はラフマニノフの自作自演やホロヴィッツを愛聴してきたが、この新録音を聴いて久しぶりに衝撃を受けた。

マツーエフのピアノは超絶的な技巧を駆使しつつ、力強い打鍵が見事であり、この曲の持つ故国ロシアへの望郷の抒情の描き方も素晴らしい。

導入部のピアノの繊細な音色とクライマックスの色彩感は、何度聴いても素晴らしい。

ゲルギエフ&マリインスキー劇場管弦楽団のサポートも見事であり、前述の録音の素晴らしさも相まって、見事な名演と評価したい。

しかし、第3楽章にまさかのカットがあり、いくらラフマニノフ自身がカットを公認した箇所とはいえ、1950年代のLPならともかく、2009年になってまだその箇所をカットして録音するのはいただけない。

パガニーニの主題による狂詩曲も、構築力の堅固さ、オーケストラのしなやかな表現力は、素晴らしいの一言に尽きる。

各部の描き分けが実に巧みであり、同曲のベストを争う名演と言っても過言ではないと思われる。

マツーエフ&ゲルギエフのコンビによる残りのラフマニノフの録音も期待したい。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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