2012年10月22日

シューリヒト&ウィーン・フィルのプフィッツナー、レーガー、ブラームス


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1958年5月18日 ウィーン楽友協会大ホールに於けるモノラル(ライヴ)録音。

このような神々しい名演を前にしては、ただただ頭を垂れざるを得ない。

プフィッツナーやM・レーガーは、77歳の老匠とは思えないような活力漲る力強い名演。

そして、メインのブラームスの「第4」だが、これはシューリヒトのこれまでの印象を覆すようなロマン的な名演だ。

筆者は、シューリヒトの「第4」と言えば、バイエルン放送交響楽団と組んだ名演が忘れられず、それは名人の一筆書きとも称すべき枯淡の境地を示したものであったが、このウィーン・フィル盤の演奏は、それとは全く性格が異なる。

第1楽章など、テンポを大きく揺らし、随所に猛烈なアッチェレランドをかけるなど、実に個性的。

第2楽章は、ロマン派的な情緒が溢れんばかりであり、実に感動的だ。

そして、終楽章は、各変奏の描き分けが実に巧みであり、これだけ自由奔放な演奏をしていながら、決してブラームスらしさを失っていないのは、シューリヒトならではの至芸とも言うべきである。

ウィーン・フィルもこのような個性的な棒にしっかりとついていっており、シューリヒトともども感動的な名演を成し遂げることになった。

なお、ボーナス・トラックにシューリヒトのインタビューが約5分間収録されているのは貴重だ。

音質にはやや濁りがあるが、鑑賞に妨げがあるわけではなく、1950年代のライヴ録音としては十分に合格点を与えられる水準にあると言える。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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