2012年10月23日

ヴァンスカ&ラハティ響のシベリウス名曲選(ザ・サウンド・オブ・シベリウス)


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既に発売されているヴァンスカによるシベリウス管弦楽曲集からの一部抜粋と、これまで発表されていなかった「フィンランディア」などの3曲を加えた好企画CDである。

本CDの最大の魅力は、SACDマルチチャンネルによる高音質録音ということになるであろう。

マルチでは雄大な世界がさらに広がっている。

ヴァンスカのシベリウスへのアプローチは、華麗さとは全く無縁であり、北欧的な抒情に重点を置いたものであるが、それに現代的なセンスを加えたものと言える。

したがって、SACDマルチチャンネルによって、壮大な音響空間を構築すると言った類のものではなく、むしろ、北欧のやや規模の小さめのコンサートホールで演奏を聴いているような感覚が最も近いのではないかと思う。

これぞ、まさにシベリウスの音楽鑑賞に最も符号したものと言えるのではなかろうか。

既発売の「カレリア」組曲や「春の歌」などは名演として定評があるが、初出の「トゥオネラの白鳥」は何とも言えない深遠な響きが実に感動的。

「レミンカイネンの帰郷」も、決して迫力が売りの演奏ではないが、どこからともなく漂ってくるひなびた北欧的雰囲気は、他の演奏からはあまり聴かれないものだ。

「フィンランディア」は、本CDのラストを飾るだけに、壮大な迫力に満ち溢れているが、それでいて、北欧的な抒情にもいささかの不足はない。

解釈もオーソドックスでオケも上手いので、これらの曲の決定盤と言っても過言ではない演奏であろう。

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classicalmusic at 21:44コメント(0)トラックバック(0)シベリウス  

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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