2012年10月28日

パーヴォ・ヤルヴィ&シンシナティ響のホルスト:組曲「惑星」/ブリテン:青少年のための管弦楽入門


この記事をお読みになる前に、人気ブログランキングへワンクリックお願いします。



飛ぶ鳥を落す勢いのパーヴォ・ヤルヴィがまたレパートリーを増やしてのCDリリースで、今回は既発2006年録音のブリテンの「青少年のための管弦楽入門」(パーセルの主題による変奏曲とフーガ)と2008年録音の初のホルスト「惑星」であり、特に後者が注目されるところであろう。

パーヴォ・ヤルヴィの勢いはとどまるところを知らない。

音楽業界の世界的な不況の下で、CDの新譜が殆ど発売されない事態に陥っているが、そのような中で、気を吐いている指揮者の最右翼が、このパーヴォ・ヤルヴィということになるだろう。

もちろん、粗製乱造はなはだ困るが、パーヴォ・ヤルヴィの場合は心配ご無用。

凡演になることは殆どなく、常に一定の水準以上の演奏を行っているというのは、パーヴォ・ヤルヴィの類まれなる資質をあらわしていると言える。

本盤は、そうしたパーヴォ・ヤルヴィの類稀なる才能が発揮された名演だと思う。

「惑星」は、緩急自在のテンポ設定の下、重厚さや繊細さなどを織り交ぜた手練手管を行っているが、それでいて小賢しさは皆無。

まさに聴かせどころのツボを心得た職人芸のなせる技とも言うべきであり、我々が「惑星」という楽曲に求める魅力を存分に味わうことができる名演と高く評価したい。

「パーセルの主題による変奏曲とフーガ」も、各変奏の描き分けが実に巧みであり、音の強弱やテンポ設定なども絶妙。

フーガの終結部の盛り上がりも圧倒的な迫力であり、作曲者による自作自演盤にも匹敵する超名演と評価したい。

録音もテラークならではの鮮明なものであるが、一つだけ不満を一言。

テラークはSACDから撤退したのであろうか?

本盤がSACDならば、本名演が一段と輝くことになったのにと思うと、少々残念な気がした。

ところで、クラシック音楽情報ならこちらがオススメです。
人気ブログランキング



フルトヴェングラーのCDなら、 フルトヴェングラー鑑賞室



classicalmusic at 21:44コメント(0)トラックバック(0)ヤルヴィ | ホルスト 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メルマガ登録・解除
 

Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

Categories
Archives
Recent Comments
記事検索
  • ライブドアブログ