2022年05月30日

👍間違いなく何十年に一人の天才ピアニスト💞アリス=紗良・オットのチャイコフスキー&リスト:ピアノ協奏曲第1番🎶


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ピアニストのアリス=紗良・オットが、これからサントリー・ホールでピアノ・リサイタルを開催する。

今回は、すでにヨーロッパ各地で行われ大きな話題を呼んでいる『Echoes Of Life』(映像作品とのコラボレーション)を日本で披露する。

会場のスクリーンに映し出される建築家ハカン・デミレル氏の映像演出、そこへ、ショパン「24の前奏曲」にリゲティや武満徹らによる作品を間奏曲として加えた斬新な作品群がアリス=紗良・オットによって紡ぎ出され、聴衆はまるで「ひとつの旅」をしているような感覚を体験できる。

「音楽が始まった瞬間からは、個々に自分自身の印象と感覚でその音楽を発見して欲しい」というアリス=紗良・オットの願いが込められたコンサートとなる。

我々は何十年に一人しか出てこない名ピアニストの時代に運良く居合わせているのかも知れないのだ。

勿論コンサートに行けない読者の皆様には、アリス=紗良・オットの初の協奏曲録音をご紹介する。

とても20歳のピアニストとは思えないような威風堂々たる名演だ。

アリスとヘンゲルブロックはこの手垢にまみれた2曲を洗い流し、ヴィルトゥオーゾ性よりも音楽としての魅力を引き出す。

チャイコフスキーのピアノ協奏曲は情熱と、ロシアの情念、ドイツの剛直さを兼ね備えた名演であり、ミュンヘン・フィルの重厚なサウンドとも相まって理想的な仕上がりで、満足できる出来映えだ。

特に、第1楽章冒頭のホルンの朗々たる旋律の後に続く、女流ピアニストとは思えないような強靭な打鍵は、聴き手を圧倒するのに十分な迫力を有している。

特に、低音の残響の響かせ方など、はじめて耳にするような新鮮さだ。

それでいて、チャイコフスキーならではの抒情豊かな旋律も、繊細であたたかなタッチで弾いており、その硬軟併せ持つバランス感覚が見事である。

カデンツァにおける、卓越した技量に裏打ちされたゆったりとしたテンポによる重厚な演奏は実に感動的で、アリスのピアニストとしてのスケールの大きさを感じさせる。

第2楽章の繊細な抒情も美しさの極みであり、終楽章も、例えばアルゲリッチのようにアッチェレランドをかけたりすることはしていないが、強靭な打鍵にはいささかも不足はない。

それでいて、どんなに力奏しても気品を失うことがないのは、アリスの最大の長所と言えるのかもしれない。

リストのピアノ協奏曲も、重厚さと繊細さのコントラストが見事な秀演と評価したい。

特筆すべきは録音の素晴らしさであり、ピアノの音が実に鮮明な音質で捉えられているのは大変嬉しい限りだ。

これからの活躍が楽しみなピアニストの一人と期待していたところに難病を知ることになる。

アリスという美貌の若きピアニストをファンの一人としてあたたかく見守っていきたい。

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classicalmusic at 17:26コメント(0)チャイコフスキー | リスト 

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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