2012年11月17日

オールソップのバルトーク:バレエ音楽「中国の不思議な役人」「舞踏組曲」「ハンガリーの風景」


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2004年7月 コンサートホール、ライトハウス、プーレでの録音。

オールソップとボーンマス交響楽団の充実ぶりを示す意欲的なレパートリーで、オーケストラ作品を堪能する楽しみを聴き手に与えてくれる、都会的な演奏になっている。

オールソップのバルトークは実にすばらしい。

以前に発売されたバレエ音楽「木製の王子」も超名演であったが、本盤のバレエ音楽「中国の不思議な役人」も名演だ。

何よりも、各場面の描き分けが実に巧みであり、バルトークの書いたバレエ音楽ではありながらシニカルな側面を併せ持つ同作品を、聴き手にわかりやすく、そして優しく語りかけてくれるような趣きがある。

同曲のストーリーは、いかにも20世紀の現代音楽ならではのグロテスクなストーリーであるのだが、オールソップの手にかかると、そのようなストーリーを忘れて、ただただバルトークの音楽の素晴らしさのみに浸ることができるのだから、いかに本演奏が優れたものかがわかろうというものだ。

他方、併録の「舞踏組曲」と「ハンガリーの風景」は、「中国の不思議な役人」とは異なり、ハンガリー民謡風のきわめて親しみやすい音楽であるが、ここでもオールソップは、情感豊かな表現で、各楽曲を描き出している。

その緩急自在のテンポを駆使した巧みな表現力の豊かさは、オールソップのバルトーク指揮者としての適性を如実にあらわしていると言えよう。

録音は、SACDマルチチャンネルによる極上の高音質。

しかも、これだけの低価格、そして演奏の素晴らしさを考慮すれば、本CDほどお買い得の商品は他に類例を見ないのではなかろうか。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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