2012年11月20日

ヤンソンス&コンセルトヘボウのドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」


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これは、ドヴォルザークの「新世界より」という交響曲の魅力を、ゆったりした気持ちで味わうことができる名演だ。

第2楽章の中間部の微妙なテンポの変化や、終楽章の第1主題のレガートのかけ方などに、やや個性的な箇所も散見されるが、それ以外はいかにも模範的な解釈。

奇を衒うということはいささかもなく、中庸のテンポで、交響曲の全体像を描き出していく。

要するに、指揮者の個性というよりは、楽曲の素晴らしさを存分に味わうことができる演奏ということが出来るだろう。

したがって、「新世界より」に何か特別な個性的解釈や、意味深さなどを求める聴き手からすると、物足りないと感じる人もいるとは思うが、これだけ、「新世界より」の魅力を心ゆくまで堪能させてくれるのであれば文句は言えないのではないかと思われる。

この演奏、確かに「新世界」なのだが、これまでのどの演奏とも異なる、文字通りの「新世界」だ。

さらにいえば「別世界」。

ポピュラーすぎてどれを聴いても同じようにしか聴こえてこなかったこの曲であるが、あらためてその魅力と奥深さを気付かせてくれた現代の名演と言えよう。

ヤンソンスによって鍛え抜かれた手兵コンセルトヘボウ管弦楽団の好演も特筆すべきであろう。

弦楽器も、そして、金管楽器や木管楽器も実に巧く、ここぞという時のティンパニをはじめとする打楽器群の迫力も圧倒的だ。

名門オーケストラ、コンセルトヘボウ管弦楽団がヤンソンスを得て黄金時代の到来を予感させる。

そして、SACDマルチチャンネルによる極上の高音質録音も、コンセルトヘボウのシートで聴いているかのような錯覚を覚える名録音であり、本名演の価値をより一層高めることに大きく貢献している。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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