2012年12月19日

ホーネック&ピッツバーグ響のマーラー:交響曲第4番


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ホーネック&ピッツバーグ交響楽団は、既にマーラーの「第1」において超名演を成し遂げており、マーラーチクルス第2弾となる今回の演奏も、聴く前から大いなる期待をしていたが、その期待を決して裏切ることはない名演に仕上がっていると言える。

本名演の売りを一言で言えば、尋常ならざる精緻なアンサンブルということになるだろう。

これほどまでに、各楽器がものを言う演奏というのは珍しいのではないだろうか。

マーラーの「第1」でもそうだったが、そうした各楽器の細やかな演奏を完璧に捉えた名録音を褒めるべきかもしれない。

しかしながら、必ずしも超一流のオーケストラとは言えないピッツバーク交響楽団の各奏者の名演奏を聴いていると、単に録音のせいだけではないのではないかと思われるのである。

ホーネックはウィーン・フィルの楽員であっただけに、各楽器の響かせ方に独特の感性が備わっているのだろう。

こうした独特のユニークな響かせ方は、精緻なアンサンブルと相まって、まさに、管弦楽の室内楽的融合という至高・至純の美しさに達していると言える。

終楽章のスンハエ・イムのソプラノも素晴らしい歌唱であり、ホーネック&ピッツバーグ交響楽団の精緻なアンサンブルに見事にフィットしている点を高く評価したい。

強いて欠点を探せば、オケのせいもあって表現に含みが乏しく、指揮者の意図がストレートに音化され過ぎ、何もかもが生々し過ぎることか。

「第1」以上に旗幟鮮明な演奏で、「第4」はメルヘンチックでのどかな曲という昔ながらのイメージを壊されたくない人は拒否反応を起こすかも知れない。

録音は、前述にように、マーラーの「第1」と同様、これ以上は求められないような極上の鮮明な高音質に仕上がっている。

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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