2012年12月23日

フルトヴェングラーのR. シュトラウス:交響詩集(GRAND SLAM盤)


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ウィーン・フィルと録音した3曲が、さすがはグランドスラム盤ならではの見事な復刻である。

これまでのEMI盤のやや不鮮明な音質とは段違いの、素晴らしい音質に蘇っている。

これによって、フルトヴェングラーの名演を良好な音質で味わうことができるようになったことを大いに喜びたい。

R.シュトラウスの交響詩と言えば、カラヤンによる名演が真っ先に思い浮かぶが、フルトヴェングラーの名演はそれとは全く対照的なもの。

カラヤンの演奏が、オーケストラの機能美を活かした音のドラマであるとすれば、フルトヴェングラーの演奏は、劇的な人間のドラマであるということができよう。

ここで指摘しておきたいのは、両者に優劣はないということ。

両者ともに、それぞれのやり方で最高峰の名演を成し遂げたのだから、あとは、好みの問題と言える。

「ドン・ファン」の官能美と彫りの深い表現、「ティル」のめまぐるしく変遷する場面毎の描き分けの巧みさ、「死と変容」のダイナミックレンジを幅広くとった劇的な表現は、フルトヴェングラーならではの至芸と言えよう。

どの曲もフルトヴェングラーらしい内容のぎっしり詰まった演奏づくりに、今さらながら感動した。

ウィーン・フィルも、フルトヴェングラーの統率の下、最高のパフォーマンスを示している。

併録のベルリン・フィルとの「ティル」は、グランドスラム盤をもってしても録音はいささか良くない。

演奏自体は、ウィーン・フィルとの演奏よりも劇的な表現を行っているだけに少々残念な気がした。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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