2012年12月16日

ゲルギエフ&ロンドン響のマーラー:交響曲第4番


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ゲルギエフ&ロンドン交響楽団によるマーラーの交響曲全集もいよいよ佳境に入ってきた、と言いたい。

というのも残すは「大地の歌」のみで、全集に「大地の歌」を入れない指揮者が過去に少なからずあったからである。

ゲルギエフには、「第10」の補筆完成版まで録音してくれとは言わないが、「大地の歌」の録音は残してほしい。

ゲルギエフのマーラーは、一言で言えば緻密で繊細な表現ということが出来る。

録音の加減もあるのかもしれないが、例えばストラヴィンスキーの「春の祭典」などで発揮した野性的とも言うべき土俗的な迫力をあまり聴くことができない。

筆者としては、ゲルギエフのマーラーには、精緻さも決して不要とは言わないが、こうした土俗的な劇的表現を期待しており、そのような点からすれば、いささか物足りない演奏に終始することが多々あった。

しかしながら、この「第4」について言うと、ゲルギエフの緻密で繊細な表現が楽想に見事にマッチ。

玉石混交とも言うべきゲルギエフのマーラーの交響曲の演奏中、おそらくは第1位、第2位を争う名演となった。

特に感動したのは、「第4」の中で最も長大な第3楽章。

長大さ故に、ここをいかに乗り越えるかどうかで演奏の評価は定まってくるものと言えるが、ゲルギエフは精緻とも言うべき繊細な表現で、実に感動的な名演を成し遂げている。

終楽章のクレイコムの独唱はいささか線が細い気もするが、ゲルギエフのアプローチを考えると、あながち不十分とは言い難い。

録音はSACDマルチチャンネルによる極上の高音質であり、特に第3楽章終結部のティンパニの立体音響の迫力は、驚くべき鮮明さである。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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